【注意喚起】悪徳商法(マルチ、ネズミ講)にご注意を!実体験をご紹介します!
悪徳商法流行ってますよね。コロナとかもあって将来不安になると美味しい話に飛びつきたくなることもありますが、簡単に稼げることなんてほとんどありません。
実際に何度か話を持ちかけられ50万円ほど飛ばした経験を共有しますので、皆さんにも注意していただけたらと思います笑
1.持ちかけられ心理状態
まず悪徳商法を持ちかけられやすくなっていた心理状態とはどういったものだったか。私を元にお話ししますので、引っかからないように注意してほしいです。
時期は大学2、3年の頃だったと思います。世の中第一志望の大学に入れる人って沢山いるわけじゃないですし、第一志望の大学に入ったとしても自分の状況になんとなく納得できないという人は多いのではないでしょうか?
私はそういった納得できない気持ちを抱え、自己啓発本を読んだりYoutubeで行動しろと言う動画を見て、「とりあえず誰かの話を聞きたい、稼ぐ方法を知りたい」といった渇いた気持ちになってしまっていました。
そんな心理状態だった私は人から何か与えてもらおうと色々求めていたんです。
下では実例を紹介していくのでどういった話があったのか見ていただき、同じような状況に自分や周りの人がなっていないか注意していただければと思います。
2.実例_ケース1〜渋谷のカフェで女の子と待ち合わせ〜
自己啓発の動画をYoutubeで見た私は、焦っていました。「何かしないと」と思い、Twitterに意識高い系のつぶやきやどんな本を読んだとか投稿していました。そこに、「どんなビジネスをしているんですか?お話ししませんか?」的な内容で1つ年下の女の子からDMが届きました。その女の子のプロフィールを見てみると、「リムジンで〜、ビルの何十階でパーティして〜」みたいなことが書いてあり、飢えた私には極上なお肉が降ってきたみたいな状態でした。渋谷のあるカフェで待ち合わせをし実際にお話をしたところ、このようなことを言っていました。
・日本で(お金を賭けられる)オンラインカジノのサービスを独占して開始しようとしている
※当時日本ではカジノでお金は賭けられませんでした。オンラインならグレーゾーンでお金賭けられるから莫大な利益を埋める的なお話。
・一口10万円でオンラインカジノの利権を買える
まあ、○姉妹は注意喚起をしているみたいですし、怪しい点を挙げたらキリがないのですが、グレーゾーンのものに10万突っ込んだら丸々返ってこないって普通に危ないですよね。それだったら配当付きの株を買ったほうが全然期待値は高いと思います。
私はその時1つ年下の女の子に「明日からどう行動していくんですか?変わらないと何もできないですよ?」みたいな感じで詰められて半泣きになりましたが、相手の一口10万の件の勧め方が下手だったのでよくわからない感じになり、お金を失わないで済みました笑
3.実例_ケース2〜新宿○丁目でイケてる兄やんからのお誘い〜
こちらもTwitterのDMでした。ケース1でさらに行動しないとという気持ちが高まっていた私は、ビジネスを紹介しますというDMにすぐに飛びつきました。
住所を送ってもらい、そこに出向きました。結構しっかりとした会議スペース(レンタルスペース?)で、内線で待ち合わせをした人を呼び出す感じでした。
話の内容はこんなところです。
・システムで大体月1〜5万円ほど稼げる
・システム自体は約50万円で買って人に紹介すると紹介料が入って〜(マルチ)
・社会人としてやるから毎日出社時間退勤時間が決まっている
これもツッコミどころ満載ですが、スポーツでのアービトラージは基本禁止されています。そしてそもそも禁止されているものを頑張って使っても月に1〜5万、マルチ的な側面あり、毎日出社しなきゃだけど基本給とかはないという謎の拘束という笑
しかし、夢を抱いている私はやってみると答えてしまいました。
後日、お金を借りるため別の男の人が付き添いにやってきて、どう借りればいいかアドバイスを聞きながら約50万円を学生ローンで借りました。
理由はケース3でお話ししようと思いますが、結局お金を借りた後はこちらの方に支払いはしませんでした。メッセージで「謝りに来い」などと脅されましたが、無視しました。
4.実例_ケース3〜大学のお友達からの電話〜
ケース2でお金を借り入れた直後くらいに大学の友人から電話がかかってきました。友人といっても普段からよく遊ぶというほどの仲ではありませんでした。電話の内容は「将来って不安じゃない?らむかなむって結構考えてそうだよね。俺の知り合いにビジネスやってる人いるから紹介してあげるよ」というものでした。
待ち合わせをして聞いた話はこんな感じです。
・普段はセミナーとかやっているグループがあって友人はそのメンバー、紹介された人はトップの人
・株で稼げるシステムを約50万円で買える
・儲かっているというデータがある
・システムを買うことでグループに所属することができる
とりあえずこの話を聞きケース2を断る決意をし、約50万円を既に借り入れていた私は、これに回せばいいと思いこちらに支払いをしてしまいました。
結果このグループには1年ほど所属しましたが、
仲のいい友達と一緒にビジネスやりたいよね?このグループ紹介してみない?人を入れたらお金入るよ?→連絡先知っている人にどんどん電話→電話できる人いなくなったら新しく誘える人見つけないとね? という流れで色々やりました。仲良い人にグループを紹介したいと思った私は正しいことをやっているつもりでした。しかし、「新しく誘える人を見つける」となった時、完全に目的が変わってしまっていることに気づきました。
ここで私はグループをやめました。
現在、私はプログラムを組むことができるようになり、その時の株で稼げるシステムは本当に稼げるか過去のデータを下にプログラムで計算してみました。
結果は、±0あたりに収束してくるぐらいでした。あの時見せてもらったデータはなんだったのでしょう。
5.さいごに
実例を紹介しましたが、どこにも穴がありますよね。そもそも怪しくないビジネスであれば、そこらへんの一般人からお金を集めなくても株を発行したり、銀行から融資を受けたりできる訳です。
結局のところ、
お金を出す→稼げるようになる ということはなく、
お金を出す→スキルを身につける→自分で考える→稼げるようになる というプロセスを経る必要があるんだなと思いました。(必ずしも最初にお金を払えといっている訳ではありません)
もし今ご自身が少しでも怪しいことに巻き込まれていそうな方は、「自分は違う、騙されていない」と思わず、安心できるサービスを利用するなどして真っ当に収入を得ましょう。
私は約50万円ほど吹っ飛ばしてしまいましたが、そんなところにお金をかけるより、プログラミングスクールや、英会話、一旦就職してみるなどして、スキルを身につけられたらよかったなと思いました。